グリーンローンGREEN LOAN

本投資法人の資産運用会社であるニッセイリアルティマネジメント株式会社(以下、本資産運用会社)では、グリーンローンによる資金調達を通じ、更なるサステナビリティ推進に取り組むと共に、機動的なグリーンローンの実施を企図したグリーンローン・フレームワークを策定し、ローン・マーケット・アソシエーション(LMA)、アジア太平洋ローン・マーケット・アソシエーション(APLMA)、ローン・シンジケーション&トレーディング・アソシエーションLSTAの「グリーンローン原則2023」、 環境省の「グリーンローンガイドライン2022 年版」 への適合性について格付投資情報センター(以下、R&I)よりセカンドオピニオンを取得しました。詳細は以下をご参照ください。 

R&Iセカンドオピニオン

グリーンローン・フレームワーク

調達資金の使途

投資法人は、グリーンローンで調達した資金をグリーン適格資産(下記「適格クライテリア」に記載します。)の取得資金、当該資産の取得のために調達した既存借入金の返済資金に充当する予定です。対象資産は、調達時点で有効な認証を取得、有効期限を設けていない場合は36カ月以内に認証を取得、又は取得予定のものとします。

適格クライテリア

以下の第三者認証機関の認証(以下、「グリーンビル認証」)のいずれかを取得済又は取得予定の資産(以下、「グリーン適格資産」)
※事業区分:グリーンビルディング、エネルギー効率

  • DBJ Green Building認証における5つ星~3つ星
  • CASBEE不動産評価認証におけるSランク~Aランク
  • BELS評価における5つ星
  • LEEDにおけるSilver以上
  • その他のグリーンビルディング認証のうち、評価レベルが同水準の評価

各グリーン適格資産の取得・運用にあたって以下の対応により、付随する環境・社会へのネガティブな効果を抑制します。

  • 物件取得時にデューデリジェンスを実施し、外部の第三者である専門家による不動産鑑定評価書、エンジニアリング・レポート、地歴調査報告書等を取得し、取得予定の物件にかかる負の影響を確認する。
  • 国もしくは地方自治体に求められる環境関連法令等を遵守する。

プロジェクトの評価・選定のプロセス

本フレームワークに基づいて調達するローンの環境面での目標は気候変動の緩和です。適格クライテリアは、本投資法人の資産運用会社であるニッセイリアルティマネジメントの投資委員会にて審議・決議を行った後、取締役会にて報告されています。また、資金使途とする個別のプロジェクトは、投資委員会がプロジェクトに係る適格性を検証して行う審議により選定され、取締役会にて報告されます。

調達資金の管理

投資法人が保有するグリーン適格資産の取得価格の総額に、総資産LTVを乗じて算出された負債額(以下、「グリーン適格負債額」)をグリーンローンの上限額とし、グリーンローンの調達残高がグリーン適格負債額を超過しないよう、ニッセイリアルティマネジメントの財務部が内部会計システムを用いて管理します。未充当資金が一時的に発生する場合は現金または現預金にて運用し、早期にグリーン適格資産に充当するようにします。

レポーティング

グリーンローンの残高が存在する限り、各年の2月末時点における以下の項目を投資法人のウェブサイトにおいて開示します。尚、大きな状況の変化があった場合には適時に開示します。

  • グリーン適格負債額
  • グリーンローンの調達残高
  • 未充当資金の金額と充当予定時期
  • グリーン適格資産の概要(取得している環境認証の種類・水準・件数)

レポーティング(2024年2月末時点)

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